今暫く“特別編”が続きますが、引続き未公開の“新作”を紹介出来る様、“発掘”に努めたいと思っております。
今回は全くの新作と言う訳では無く、極ほんの僅かな間だけ公開していた作品。
黄金週間から暫くの梅雨に向かう時期は、如何も毎年行動力が低下気味。
春から続く霞んだ空気とお天気のせいでしょうか?
経験的にはそれでも一日か二日位は必ず、大陸の乾いた空気と新緑が織り成す煌めく程に美しい、一年で最も彩度極まる“ポスター的”俯瞰撮影日和もある隠れた魅力の季節なのですが・・・
撮影地は箱根の強羅。
月並みに紫陽花を求めての安直撮影行途上での寄り道的訪問。
鋼索軌道にも興味を抱き始めていた時期でもあり、帰り際にケーブル沿線を散策してみました。
箱根ケーブルは直線の極短い路線ながら、途中駅が四駅もあるのが物珍しく、それぞれどんな駅かと楽しみつつ各所散策して見つけた画角。
運良く行楽の家族連れが下車してくれましたので、単調になりがちな画角に動的彩りを添えられました。
此の路線は中学卒業の春、地元の同級生を誘っての
青春きっぷ旅行
で寄り道宿泊・乗車した想い出路線。
強羅の駅は今も余り変わっていない様に感じるものの、車両は大変モダンながら単純箱型の味気無い物に様変わり。
只、何処と無くバブルの香り漂う其れも今春、更に次世代(正面表情は増したが陳腐感も増した)へと更新されている様で、この作品もある意味思い出の絵となってしまいました。
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